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繊維の神様、カシミアとは?

繊維の宝石カシミアの起源と歴史

マフラーやセーター、ジャケット、コートなどの最高級の天然素材として世界中で広く愛され続けているカシミア。
今から約1000年ほど前、インド北部のカシミール地方に生息した山羊の産毛を使った、ショールなどがシルクロードを経
てヨーロッパに伝わりました。

その地方の名にちなんで カシミアという名が広まったといわれています。その後 カシミアは時を越えて、「繊維の王様」と称されるようになり、格別な存在として認知されてきました。
各時代の王や皇帝にも愛され、18世紀にはカシミアの人気が絶頂を迎えました。

皇帝ナポレオンは、6歳年上で2人の子持ちの未亡人、さらに他の男の愛人だったジョゼフィーヌに惚れこみ、彼女が熱狂的
に求めていたカシミアのストールをプレゼントしたことで、彼女は、彼のプロポーズを受けたという話も残っています。

ジョゼフィーヌが魅せられたカシミアの官能的な肌触りはどうやって生まれたのでしょうか?

カシミアは、中国のモンゴル自治区等を中心とする中央アジア諸国に生息するカシミア山羊の毛が原料です。
年に一度の生え変わりの時期にだけ刈り取ることができる体毛の下にある産毛を採取して糸に加工されます。
ちなみにショール1枚を作るためには10頭近い山羊の産毛が必要でした。技術が進歩した今でも、一枚の高級カシミアマフラー作る為には一頭分の産毛が必要です。大判のショールはもっと必要になります。

カシミアは羊毛などの他の動物に比べて繊維が細かく、感触が繊細で非常に柔らかく、快適な湿度を保っています。
天然の油脂分が繊維表面を覆っていることも肌にやさしく肌触りが良い理由の一つです。

また、繊維が細かいということは、より多くの繊維で束ねられた織り糸ができるため、その糸で作られた毛織物は、空気をたくさん含み、外気を遮断して放熱を抑えるという保温の役目も果たします。

今も受け継がれる大自然からの贈り物

カシミアはどの時代においても、つねに最高級の繊維として賞賛されてきました。
大自然の贈り物からショールを紡ぎ出すことを発見したカシミールの人々は、今もなお、ショールを紡ぎ続けています。
先代たちから大切に受け継がれてきた伝統的な特徴を持つ上質のカシミアは、その品質の高さから数十年年間が経過しようと
も、取扱いさえ注意すれば価値を損なうことはほとんどありません。色は褪せず、鮮明な輝きを放ち続けます。形の崩れ、たるみ、
伸びを心配する必要もありません。
カシミアで仕立てたコートはもちろんのこと、マフラーやセーターなどは、親子3代に渡って受け継がれていくのが当た
り前と言われています。


そのカシミアを使用したオーダーコート・ジャケットをお楽しみください。

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